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造園の黄金時代到来?/Will Drones Lead to a Boom in Landscape Architecture?

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CITYLABの記事の備忘録

米国において近い将来、ドローンや自動運転車の普及により道路や駐車場が不要になり、必要のない交通インフラが増加する。そのようなインフラを再活用するために、造園家のニーズは高まると記事で指摘しています。



具体的には、鉄道高架跡を再利用したハイライン、ヒューストンで河川や道路をネットワーク化したBuffalo Bayou Promenade、トロントの高架下を利活用しているUnderpass Parkなどが事例として紹介されています。







さらに、気候変動が造園プロジェクトを増加させると指摘し、全米各地で環境対策としてのグリーンインフラ研究・整備のための基金が準備され、今後公園緑地の整備が加速するであろうとの情報を紹介しています。

将来的な、造園職能のAI化などに関する予測も興味深い内容です。

以下転載
Even as designers make gains in efficiency, breakthroughs in artificial intelligence will continue to move the goalposts on the kind of “routine” work that can be automated. Futurists believe thatwill come to encompass creative and technical decision-making once assigned to licensed architects and engineers. Only a few short years ago, after all, automated driving was the stuff of science fiction. Avent predicts—he humors me a scenario like the one outlined by Siegel—that wealthy clients will still prefer the one-on-one attention of a (human) landscape architect. On the other hand, large companies such as Google that are colle…

ASLA Annual Meeting 2017 / Los Angeles

10月20-23日にLAで開催されるASLA年次総会の概要が発表されています。

Meeting & EXPOの名の通り、造園に関する専門知識だけでなく、新商品の発表の場であったり、エネルギーや水など関連技術の講座があったり、各大学の同窓会があったりと今年も充実している様子です。

ASLAでは現在「グリーンインフラ」「SITES」「健康+デザイン」をKey Issuesとしておりますが、今回の会議においてもSITES関連のプログラムが多数用意されています。

また、フィールドセッションでは自転車で海岸を回ったり、ディズニーランドの専門家の話を聞いたりできるようです。

参加できなくても、ここで取り上げられているトピックスを俯瞰すると、米国のランドスケープのトレンドが見えてきます。会議開催後に一部のセッションは動画配信されるのでそれを確認するのも良いかもしれません。


ちなみに今年はロスですが、来年はフィラデルフィア、再来年はサンディエゴ、そして2020年はマイアミ開催だそうです。








The Cooper Hewitt National Design Awards 2017

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本年度の表記受賞者が発表になりました
https://www.cooperhewitt.org/national-design-awards/2017-national-design-awards-winners/


ランドスケープ部門は、Surfacedesign Inc が選ばれました。
サイトでは個人住宅の庭から、空港、工場緑化、リゾートと幅広い作品が紹介されています。
新しい風景を際立たせながらも、周辺環境にうまく溶け込ませているのが印象的で、エッジ部分の調整方法、近景から遠景までのバランスのとり方など、非常に参考になります。



その他の部門も, Design Trust for Public Spaceの都市農業のプロジェクト
Stamen Designのグラフィックなど、気になるプロジェクトが受賞しています。



このアワードは11の部門に分かれていますが、プロジェクトを見ていると、どの部門を見ているのか分からなくなる事も少なくありません。

専門領域の垣根が益々低くなってきているなと感じました。

(写真は公式サイトからの転載です)


民活ランドスケープ関連の最近の動き

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パークマネジメントや民地の公的利用、PPPの推進等に関する最近の動きの備忘録


[国土交通省]
官民連携による都市公園魅力向上ガイドライン
https://www1.mlit.go.jp/common/001136186.pdf

新たな時代の都市マネジメントに対応した都市公園のあり方検討会最終報告書
http://www.mlit.go.jp/common/001152250.pdf

都市緑地法の一部を改正する法律案
http://www.mlit.go.jp/report/press/toshi07_hh_000104.html


[東京都]
公園審議会発表資料
都市公園の多面的な活用の推進方策について
http://www.kensetsu.metro.tokyo.jp/content/000028206.pdf
パークマネジメントマスタープラン http://www.kensetsu.metro.tokyo.jp/content/000007670.pdf

[江東区]
PPPによる公園管理・運営に関する調査研究
http://www.rilg.or.jp/htdocs/img/004/pdf/h24/h24_08.pdf


[みずほ総合研究所]
都市公園における官民連携手法活用の可能性
https://www.mizuho-ri.co.jp/publication/sl_info/working_papers/pdf/report20151209.pdf


[森記念財団]
Bryant Park BID:官民連携による公園の魅力化の成功事例
http://www.mori-m-foundation.or.jp/pdf/ius_events_02.pdf


[日経BP:新公民連携最前線]
特集:公園を変える民間の知恵
http://www.nikkeibp.co.jp/atcl/tk/PPP/073000008/


[造園学会]
ランドスケープ研究の次号81-2も、特集「公民連携がつくるランドスケープ」が予定されています。発行予定は7月です。

(写真はパリのparc andre citroenです)



バイオフィリックデザイン会議2016など

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バイオフィリックデザインに関連するカンファレンスの備忘録

1.Biophilic design summit 2017は 5/17に開催
テーマやスピーカーはこちらを参照

2.Biophilic design summit 2016の記録はこちら

1)バイオフィリックデザインを議論するための共通学術言語の確立
2)バイオフィリックデザインのための資源やツールの開発
3)バイオフィリックデザインのための大学院レベルまでの教育カリキュラムや教材の作成

などが話し合われました。


3.Biomimicry 2016の動画はこちら
バイオフィリックデザインの必要性やアプローチに関して多様な関係者が議論しています。




RPGで環境を考える/Tangible Landscape

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環境問題に対してロールプレイングゲームのように対応策を検討できるTangible Landscapeというツールの紹介です。

これは、ノースカロライナ州立大学の造園学の先生らによって開発されたツールで、地図データから小型のレプリカを作成し、その空間上で樹木密度や水の流れ、過去に存在した道などのデータを表示しながらシミュレーションを行うものです。




シミュレーションの精度はまだまだのようですが、例えば、森林保全方法などのアイディアを共有し様々な関係者と議論を深めるツールとして、有効に利用できそうです。

参考サイトには以下のコメントが掲載されていました
"As a tool, Tangible Landscape is easy to share ideas with others and allow yourself to work on a design together."

レポート/都市の骨格を創りかえるグリーンインフラ -緑地への投資効果を探る-

日本政策投資銀行から「都市の骨格を創りかえるグリーンインフラ-緑地への投資効果を探る-」と題した調査レポートが発行されています。

雨水浸透対策、民有緑地に関する制度設計提案など読み応えのある内容です。