東山動植物園/公募型プロポーザル結果



 動物園は本質的に、生息する景観・原風景を再生する場でなければならないと思います。



 都市域において生き物とふれあい、生態系を学ぶ場である動物園は貴重な施設であり、その展示方法次第で、レクリエーション的要素だけでなく自然の美しさや重要性を再認識できる場として機能します。

 そのような意味で、かつての監獄のような園舎を生息動物本来のハビタットに近い環境へと再整備する園が増加しているのは望ましい傾向ですね。



 名古屋市の東山動植物園においても、公募型プロポーザルなどを活用し再整備を進めているそうです。



今回、そのプロポーザルにおいて受託候補者選定のアナウンスがありました。



プロポーザル資料も公開されています。>ご参考まで



--(名古屋市のサイトから)

環境の世紀といわれる21世紀を迎え、名古屋市では、東山動植物園及びこれを包含する東山の森を環境と大交流の融合する舞台として再生することを目指した東山動植物園再生プラン基本構想を平成18年度に策定しました。また、本年6月には、この基本構想を踏まえ、生物多様性の保全をキーワードとした環境首都なごやの拠点とすることを目指すべく、動植物園の再生、東山の森づくりそれぞれについて、開園80周年を迎える平成28年度までの事業内容を定めた基本計画を策定しました。

今回の「東山動植物園の整備に係る基本設計及び実施設計業務委託」は、基本計画において定められた内容に基づき、技術的、デザイン的及び経済的な見地から設計の指針を明らかにし、動植物園の骨格となる施設配置、諸施設の形状、植栽等について、実施設計に向けた設計条件を確定するとともに、これを基に実施設計を行い、工事の内容が十分に把握できる設計図書を作成するものです。そこで、本業務を遂行するにあたり、柔軟かつ高度な発想力や計画能力、豊富な経験等を有する受託候補者を選定することを目的として、平成19年4月から6月にかけて、公募型プロポーザルを実施しました。

--(以下略)



■関連サイト

名古屋市発表資料:http://www.city.nagoya.jp/jigyou/douro/nagoya00041200.html



受託候補者技術提案書:http://www.city.nagoya.jp/_res/usr/41006/C.pdf



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