インターリンケージ

日本総研のWEBに掲載されている以下のコラム(執筆者:渡辺幹彦主任研究員)が興味深い。

 


生物多様性と気候変動の「インターリンケージ」
~複合便益(マルティプル・ベネフィット)という経済価値の考え方~



このコラムでは、緑の多様な「価値」「便益」「機能」を考える際に、一つの価値が優先されすぎ他の価値が排除されてはならない。最初から複合便益を最大化するような(ベストミックスな)施策がとられるべきということを説明している。



また、それに関連して「インターリンケージ」の概念を紹介している。



コラムの最後では植林CDM事業に絡めて次のように締めくくっている。



”本来、環境には、複合便益がある、という認識に基づき、温暖化対策活動であるCDMを行う際に、温暖化防止、生物多様性保全、砂漠化防止、地域住民への影響を考慮し、企業から見るとリスクを最小化した、環境の側から見るとその便益を最大化したプロジェクト・デザインが、今、求められているのである。”

---



環境デザインやまちづくりを考える上でも、この「インターリンケージ」の概念は参考になるのではなでしょうか>ご参考まで、、



■サイト

日本総研:http://www.jri.co.jp/consul/column/data/656-watanabe.html

コメント

このブログの人気の投稿

Big Dig完成から10年/ボストンのGI

インセクトホテルを設置する理由/GIとしての昆虫巣箱

芦屋市六麓荘の建築条例/敷地面積400平方メートル以上