EnviroScape/環境教育キット





 LAM5月号に”EnviroScape”という環境教育キットが紹介されている。



 これは、川や下水処理場、建築物、樹木、田畑など地表面の様々な状態をレゴのようなブロックを利用して再現し、土地利用と雨水など水循環を学ぶ教育キットだ。



 このキットは各州の小学生向けプログラムに採用されており、大きさ約縦60cm×横80cm×高さ15cmのモデルプレートを用いてさまざまな土地利用/環境保全プランを作成し、水スプレーを使って雨を降らせることで水がどのような状況になるのかを実験できる。



キットには、沿岸部、飲料水/下水処理、埋立地、湿地など複数のモデルが準備されている。教師用の指導マニュアルや持ち運び用のケースがついて値段はそれぞれ約1000ドルだ。

EnviroScapeにより、水質や水害と人間の活動の関係を理解/体験し、水循環の問題を視覚的にわかりやすく考えることができるというコメントも紹介されている。値段にも関わらず、採用校も増えている様子だ。環境問題に興味をもってもらうきっかけとして、このようなツールは大変有効なのであろう。



□関連サイト

EnviroScape:http://www.enviroscapes.com/



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