造園技術/haha



皆様、残暑お見舞い申し上げます

さて、この暑い中サファリパークに行ってきました。ここでは、動物が車に近づかないように細い電線で車道の周りを囲っています。これを見て「HAHA」の技法を思い出しました。

この技術は、英国の放牧地で羊の行動範囲を制限するために開発されました。概要は次の通りです。

-放牧地の周囲に深さ1m程の「堀」をつくり、羊の移動を制限

-堀は近づかないと見えないため、屋敷からの景観的な連続性を確保

-柵を設けずに済むため、ディズニーのアニマルキングダムや横浜ズーラシアなどの動物園でも応用されている

”ハハー”という名の由来は、放牧地に柵がないのを見て不思議に思った人がこの堀を見つけて「ハハー」と驚いたからと言われています。この説明を聞いたとき「イギリス人も驚いたときハハーというのか?」と半信半疑でした。

ところが米国滞在時に出たSecurity Landscapeの会議でこのモヤモヤは解決しました。イギリス人が「HAHA」とは何という質問を受けて、驚きのアクションつきで上記の説明をしていたのです。結構笑えました



コメント

このブログの人気の投稿

Big Dig完成から10年/ボストンのGI

インセクトホテルを設置する理由/GIとしての昆虫巣箱

芦屋市六麓荘の建築条例/敷地面積400平方メートル以上