デジタルとアナログに留意した屋外空間整備/How to Design for Our Hybridized Lives In our digital world

社会構造の変化を受けながら、環境デザインに関する職能も工夫を重ねる必要があるとの、MIKYOUNG KIMへのインタビュー記事のスクラップ。


85%の両親が6歳以下の子供にデジタル機器の使用を許可しているという調査結果や、子供が屋外で過ごす時間は刑務所にいる受刑者よりも短い(1/3の子供は30分未満)という記事が発表されている。

先進国では小児肥満が増加しており、米国では5人に1人

デジタルにより利便性が高まり、人々はデジタルとアナログのハイブリッドな生活を送っており、その事実を踏まえた提案を行うべき

全国どの場所に行っても同じ既製の遊具があるのが今のデザインの実態、均一性から離れて、地域ごとに実践的な学習や体験を行う場を作ることで、魅力を向上させることが必要

子供も大人も想像力を発揮できる自由な風景が必要であり、人々が異なる解釈をする風景を創っていくべき

今年のASLA賞を取ったシカゴ植物園では、高さの異なる丘を設け、子供が自ら遊び方を考える工夫をしている。

シカゴの子供病院の庭園では、免疫不全など全ての患者が自然にアクセスできるように、自然を抽象化した施設を整備した

その他、興味深いコメントが紹介されています



ポケモンGOも(短期的には)公園利用促進や肥満防止に効果があったとの記事が発表されていました。

 


ききみみずきん」も世に出るのが早すぎたのかも、、


年々発展するデジタルツールとのシナジー効果が発揮できるような、屋外空間の在り方を考えたいものです。











コメント

  1. 確かに「ききみみずきん」の誕生には驚愕した覚えがあります。
    それにしても「子供が屋外で過ごす時間は刑務所にいる受刑者よりも短い」という比較にすごいプレゼンセンスを感じますね。

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