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12月, 2017の投稿を表示しています

Biophilic Office Design/BREの取組み紹介動画

英国BREの民営化20周年記念として” BRE Trust Christmas Sparkles ”という特集サイトが期間限定で公開されています。 サイトでは専門家が解説する以下の情報が動画で視聴できます。 Biophilic Office Design Low Impact Materials False Alarm Flood Resilience Database LENDERS Living with Dementia バイオフィリックオフィスの動画では、バイオフィリア理論がバイオフィリックデザインとして病院や学校、店舗、オフィスに適用されている実例を紹介しています。 さらに、バイオフィリックオフィスの今後の展開のため、その効果やコスト、材料などのエビデンスデータを取得するためにメーカーやエンジニアリング会社と連携して研究を開始したことを説明しています。日本の森林浴の研究も紹介されています。 公開期間は12/19-22ですので、是非ご覧ください。 ⇒まだ見れるようです

Green Infrastructure in Parks, NRPA/公園グリーンインフラ

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NRPA(national recreation and park association)では American Planning Association (APA)や Low Impact Development Center (LIDC)  と連携して、”Great Urban Parks Campaign Resources"という サイト で 公園の設計者などに有益な情報を提供しています。 (引用:NRPAサイト) 今月11日に は"Green Infrastructure in Parks"と題したGIに関するガイドラインが発行されました。 http://www.nrpa.org/contentassets/0e196db99af544bbba4f63f480c1316b/gupc-resource-guide.pdf このガイドラインは”High performance landscapes with green infrastructure provide the maximum amount of co-benefits to communities”と定義したうえで、公園が、コミュニティの雨水調整、経済活性化、健康維持などグリーンインフラとして機能するための、様々な技術や実例を掲載しています。 大部分が他のリソースからの転載で既知の情報ですが、計画段階、建設段階、運営段階と時系列で情報が整理されているので、使いやすい構成となっています。 また、同サイトには、グリーンインフラの資金をどう確保するかについて紹介した資料” Financing Green Infrastructure ”も掲載されています。 ちなみに、キーポイントは次のように紹介されています #1 The budgeting process must consider the differing life cycle characteristics between green and gray infrastructure. #2 Local taxes, user fees, and stormwater utility fees are suitable for both capital and O&a

STEPHEN R. KELLERT BIOPHILIC DESIGN AWARD

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人と自然の関係性の再構築を目的とする バイオフィリックデザイン 研究の第一人者であり、昨年亡くなられたステファンケラートを記念して設立されたバイオフィリックデザイン賞が 発表 になりました。 大賞はシンガポールの KHOO TECK PUAT病院 HONORABLE MENTIONS  として以下の4プロジェクトも受賞しています。    Phipps Center for Sustainable Landscapes/ Pittsburgh, Pennsylvania Etsy Headquarters/ New York City, New York  Cookfox Architects Studio/ New York City, New York  Yanmar Headquarters/ Osaka, Japan Phipps Centerはアンドロポゴンが設計し、 SITESの4星 も取得しているプロジェクトで、グリーンインフラ技術を用いてエネルギーや水の自給化・域内循環を実現しています。 日本からも養蜂スペースが印象的な ヤンマー本社ビル が受賞しています。 各プロジェクト共に、生態系サービスの活用や人と自然の触れ合いに注力しており、今後の建築プロジェクトの一つのモデルとなると思います。 余談ですが、賞の募集の際にはフロリダの E.O. Wilson Biophilia Center が受賞するのではないかと勝手に思っていました。 INTEGRATION of Biophilic Design EXPRESSION of Biophilic Design EXPERIENCE of Biophilic Design EVALUATION of Biophilic Design という選考基準から都市域に立地するプロジェクトが選ばれたようですね。